人材教育の効果を高める
みなさん、こんにちは。
ラストコンパスの中植です。
毎年、ゴールデンウィークが終わると、新入社員の時に言われた言葉を思い出します。
『これまで大学生だったあなた達は、お金を払ってそれぞれの分野を学んでいた。だけど、社会人となった今、お金をもらいながらあなた達は研修を受ける事が出来る。
そして、先輩達は時間を割き、あなた達を指導していきます。1つ1つの指導・研修をムダにしないように仕事を励んで下さい。』
これは、やる気のない社員には全く響かないどうでもいい言葉ですが、やる気のある新入社員には、研修の受講態度を変えてしまう言葉でもあります。
実際に、私のまわりにはこのような4パターンに分かれました。
A:研修の場を同期入社の子との慰め合いの場だと勘違いして参加している。
B:研修だからといって聞き流しながら、レジュメに絵を描いている。
C:研修だけど、講師が話している内容をメモして受講している。
D:前線に出た時の事を想像しながら研修を受講している。
同じ研修に参加しているだけですが、受講態度は大きく異なりますし、能力に差が生まれるのは一目瞭然です。
その時は気付きませんが、半年後、1年後と時が進んでいくほど差は生まれてきます。
社会人経験を重ねていけばいくほど感じる事がございます。
それは、研修受講の姿勢を変えるだけで、その後の教育に対するコスト・時間も変わってくるのではないでしょうか?
例えば、A・Bの方に対する教育へ10時間かけたとします。わざわざ、研修に参加させたのにも関わらず、改めて研修での内容を伝え直しから始めなければなりません。
先輩社員もムダな時間ですし、A・Bの方は研修で言っていた事を改めて聞いているだけです。
一方で、C・Dの方は、10時間もかける必要はなく、むしろ5時間でも多いぐらいでしょう。なぜなら、研修内容の振り返りを行い、質疑応答の時間がすぐに始める事が出来ます。
さらに、先輩社員の経験から伝えられる事であったり、より具体的な事を教える為の時間の使い方が出来ます。浮いた5時間で先輩社員は違う仕事に取り組む事も出来るでしょう。
同じ10時間の使い方ですが、会社にもたらす売上・利益は変わってくると思います。
入社しても学生気分が抜けてないA・Bのような人材が結果を出すまでの期間。
C・Dのような常に先を意識していてやる気のある人材が結果を出す期間。
いかにスピード感をもった人材育成をする事が出来るのかが重要になってきます。
なので、外部への研修に従業員を参加させる際には、どのような意図でこの研修を受講するのかを再認識させ、受講後のフィードバックにも活用する事が出来ます。
その為にも、社内に教育をするという文化を作りだす事も重要になりますし、C・Dのような優秀な人材を採用するスキームを構築しなければなりません。
また、C・Dのような努力している人材に対しては、適正な評価もしてあげないといけない。
人材教育の効果を高める為には、社内に様々な仕組みや制度を構築していく必要になります。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。